子供たちの発育には小学生までの間は集団より個の成熟が重要とうことは前回の記事でお伝えしました。
前回の記事はこちら「少人数制がベストである理由①」
改めて説明すると
小学生になると嫌でも集団生活を強いられます。
もちろん将来のことを考えると集団での自分の身の置き方というのは重要になります。
それを心配してかなり早い段階から集団生活に慣れさせようという考えがあります。
しかし、それには注意が必要です。
心身ともに『個』がしっかり成熟していないと集団でうまくやっていけないのです。
『個』が成熟していると周りとの違いも認識することができるため許容することができます。
子供の発育には順序があります
一つ一つ習得して行くこどで勝手にステップアップして行きます。
例えばハイハイをしっかりした後 つかまり立ちの習得のための行動を取り出します。
そのように何歳になってもそのような行程があります。
しかし、集団にいるとその行程のステップをしっかり踏めない可能性が出てきます。
100%遅れていると気づかれるのですが
50%程度の遅れなどは見逃されて問題視されません。
そのまま成長するとその部分が『抜けた』状態になってしまいます。
Aの状態にいることDの状態にいるこがCのレベルの保育をすると
Aの子にとってもDの子にとってもいい環境とは言えません。
そのためにはやはりできるだけ個人にあった保育が必要になります。
そう考えると、やはりモンテッソーリ教育の素晴らしさというのがわかります。
モンテッソーリ教育は自分でやりたいことを選択するというところが発育的に素晴らしい点ではあります。
子供たちは自分の発達発育のステージに応じた遊びを自分で行います。
ですからやらされるのではなく自分で選択するということが重要になります。
私の子供もモンテッソーリの教室に通わせましたが
その辺りも今になって良かったのだと実感しています。
しかし、その教室に入室した時の先生のお言葉や今の私の発達発育の知識で考えるとモンテッソーリ教育を受けるにしてもそれまでの段階が重要であると言えます。(モンテッソーリも0歳からの施設もあります)
入室した当初
「おうちでしっかりと関わられていたんですね?」というお言葉をいただきました。
発達発育においても3歳までが重要という話は聞いたことがある方も多いと思います。
生まれる前、つまりお腹の中にいる時から子供はグングン発達しています。
最低でも生まれた時からしっかりと発達させてあげなければいけません。
何も特別なことをする必要はありません。
しっかり観察してあげてしっかり触れてあげてしっかり遊んであげるだけでいいのです。
先述しましたが子供は自分の発達に必要な遊びを自分でします。
それをしっかり観察してその遊びにしっかり付き合ってあげてください。
当園でお預かりするのは3歳まで
つまり、非常に重要な時期です。
できる限り個人を観察して個人にあった保育をしてあげたいと考えています。
そのためには少人数制でしか実現できません。